平均より高め?給料事情
透析看護師の給料
透析看護師の給料は、一般的な看護師の給料と比べて高そうなイメージを持っている人が少なくありません。転職して透析看護師になるなら給料事情についてはしっかりと調べておきたいところです。では、実際の透析看護師の給料はどの水準なのでしょうか。
透析看護師の給料は高い?
専門職である看護師の給料は、一般の仕事と比較すると高めです。では同じ看護師の中で、透析看護師とその他の看護師を比較したらどうかというと、透析看護師の給料が突出して高いということもありません。大病院の看護師と小さなクリニックの透析看護師なら、後者の方が給料は少ない場合が多いでしょう。ただし、準夜勤の業務があるような病院で働く透析看護師の給料は、日勤のみの看護師よりも高くなります。準夜勤手当ての目安としては3,500円前後です。月々の給料だけでなく、賞与や手当てなどを合わせて総合的に見ると、透析看護師のほうが年収が高くなる場合もあります。ところによっては年2回の賞与に加えて特別賞与があるなど、働くところによって待遇には差が出ます。一般的には、大病院と小さな外来クリニックの中間クラスの給料だと考えておくのが妥当です。
透析看護師の給料の差はどこから生じるのか
給料が職場によって異なるのは、透析看護師も一般の看護師も同じことです。その違いは、クリニックがどの程度の規模なのかというところにあります。小さなクリニックで患者も少なければ収支は小さくなりますし、大きなクリニックで患者が多ければ収支は大きくなります。クリニックはお店ではないにしろ、治療費で経営が成り立っているので、売り上げの大小がスタッフの給料のレベルに直結するのです。透析看護師の給料を調べる際に気をつけたいのが賞与です。賞与が年2回でも、が4ヶ月分なのか5ヶ月分なのかによって内容は大きく異なります。抱えている患者の数が多いか少ないかで、経営の安定度はある程度想像できます。透析患者の多くは、一度かかりつけのクリニックを決めたらあまり転院はしません。評判の良いクリニックには患者も多く集まるので、いつも閑散としているように見えるクリニックは要注意です。
透析看護師の給料が高いと言われる理由
透析看護師の仕事は、看護師の中でも特殊なほうです。患者の処置に透析装置の操作も加わるので、透析看護師として初めて働く人は、新たに覚えるべきことがたくさんあります。クリニックによっては透析看護師としての特別手当を支給する場合もあります。特殊な業務ではありますが、業務がルーティーン化すると楽な面もあるので、仕事の負担という点で比較すると透析看護師の給料は高いと考えることもできます。