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看護師が知っておきたい「透析治療」とは

透析治療とは?

透析治療とは?

透析は、弱った腎臓の機能を補うための治療方法です。透析の仕事をしたい看護師は、透析が必要な理由や透析治療の方法、透析患者が気をつけるべき点などについての基礎的な知識を持っておく必要があります。日本では、血液透析と腹膜透析の2種類が透析治療に用いられていますが、血液透析がほとんどの割合を占めている状況です。腹膜透析は、血液透析に比べて患者への負担が小さい治療方法ですが、いくつかのデメリットもあります。

なぜ透析が必要なのか

看護師として透析の仕事に関わることを目的としているならば、まずは透析についてしっかりと理解を深めましょう。透析をする患者は、一度治療をはじめたら一生透析を続けていかなければなりません。透析をしないまま腎不全の症状を放置してしまえば、命に関わる事態にまですぐ発展しかねません。透析をすることによって症状はかなりおさえられるものの、投薬治療や食事のコントロールは必要になってくるでしょう。透析には2つのやり方があるので、医師と患者が相談の上で決定します。

治療法その1「血液透析」

血液透析は、日本の透析患者のほとんどが選択している透析治療法です。治療の頻度は週に2〜3回で、毎回およそ4時間程度の時間をかけて血液を人工的に浄化します。通常、利き腕とは反対の手首付近に手術でシャントを設置し、透析の際はシャントに血液を引き出すための針と戻すための針を入れます。血液透析に使用される機械の中では、腎臓の機能と同じく血液のろ過が行われ、浄化された血液は再び患者の体内に戻されていきます。

治療法その2「腹膜透析」

腹膜透析は、お腹の中に入れた透析液に血液中の老廃物や水分を浸透させ、新しい浸透液と交換しながら血液をろ過していく透析方法です。血液透析に比べると利用する患者は少ないものの、腎臓の機能を長持ちさせたり日中を自由に過ごせたりと、メリットも多い方法です。腹膜透析には、日中に行うCAPDと就寝中に行うAPDの2種類があり、血液のろ過状況によっては2種類の方法を併用する場合があります。お腹からチューブが出ているので、感染等に気をつける必要があります。

透析患者が気をつけるべき合併症

透析には合併症のリスクがあります。合併症には大きく分けて2つのタイプがあり、透析を開始してから間もない時期の短期的合併症と、長く透析を続けることによって出てくる長期的合併症があります。短期的合併症については、透析に慣れるにつれて症状がなくなるものもありますが、症状が残るものもあります。長期的合併症については、心不全や感染症など、直接命にかかわるものが多いため、服薬や食生活に十分気をつける必要があります。

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