透析看護師のお仕事
血液透析の治療には3時間から5時間ほどの時間を要します。通院は週に2〜3回あることから、透析看護師と患者の接点は一般的な看護師より多くなるのが特徴です。給料事情については一般看護師より高いと思われがちですが、実際のところは大差がなく、手当や賞与などの面で多少の差が出る場合もあるという程度です。透析治療はスケジュールが確定しているので現場のスケジュールが立てやすく、育児と仕事の両立がしやすいというメリットもあります。
透析クリニックのお仕事の特徴
透析看護師の仕事は、一般的な看護師とは内容が違います。特徴的なのは、患者と関わる時間が長いことです。透析患者は、週に2〜3日病院へと足を運び、3時間から5時間の透析治療を受けます。看護師は透析の準備から透析中の患者と装置の確認まで行うことになるため、患者とのコミュニケーションも重要な仕事の一部となります。装置類が正常に作動するかどうかの確認もしっかり行う必要があるなど、ルーティーン化しやすい業務の中にも緊張感が求められる仕事です。
平均より高め?給料事情
一般的な看護師と比べると、透析看護師の給料は高いと考えられがちですが、金額としてはどちらも大差ないといのが実情です。透析看護師の業務は、透析装置の操作なども覚えなければならず、患者との接点も多いのが特徴です。場合によっては準夜勤もあり、透析看護師としての特別手当てがつくこともあります。給料で比較する際は、基本給だけではなく賞与の回数や内訳についても調べる必要があります。経営状態の良し悪しは、患者数の多さである程度推測できます。
メリット&デメリット
透析看護師のメリットは、家庭と仕事を両立させやすいところです。夜勤や残業、休日出勤がないので、前もって休みの予定を立てることができます。透析の現場で働くことによって透析の専門知識が増えれば、キャリアアップする際の強みになります。一方で、透析看護師ならではのデメリットもあります。一生透析が続くことから精神的な不調を抱える患者も多く、看護師に辛くあたることもあります。小さなミスが命にかかわるのも透析看護師のデメリットです。
透析看護師は育児しやすい?
育児と仕事を両立したい看護師にとって、透析の仕事は魅力的です。透析患者は、決められた頻度と時間で治療を行うことが確定しているので、業務が長引いてしまうことはほぼありません。残業がない状況なら、子供のお迎えの時間に間に合うかどうか心配しながら働くこともありません。日曜日は確実に休めるので、家族との時間も確保できます。育児最優先なら正社員よりパート・アルバイトのほうが安心ですが、クリニックに相談してから決めることもできるでしょう。