透析のお仕事がしたい!

透析クリニックの看護師になろう!

看護師が知るべき透析治療の必要性

なぜ透析が必要なのか

なぜ透析が必要なのか

LINEで送る
Pocket

透析でできることとは

透析関係の仕事に興味がある看護師は、なぜ透析治療が必要になるのかを理解しておくべきです。透析とは、人工的に血液を浄化する治療方法のことです。腎臓が正常に働いている時は、体内にある毒素や余分な水分を適切に処理することができます。しかし、腎臓機能が衰えてしまうと、腎臓で血液をろ過できなくなってしまい、体内に毒素がたまり続けてしまいます。これによって生じるのが、部分的なむくみや高血圧、尿の異常などといった腎不全による尿毒症の症状です。慢性腎不全を放置すると、食欲が低下したり倦怠感が強くなったり、悪心・嘔吐や頭痛の症状が出てきます。さらに重症化すると、心不全や肺水腫など命に関わる事態にまで発展してしまいます。

透析治療の役割とは

透析治療を行う目的は、腎臓の機能が低下したことによって体内に蓄積された血液中の老廃物や、余分な水分や塩分を機械で強制的に排出することと、電解質や血液のpH値を正常にすることです。透析治療によって腎臓の機能が回復することはありませんが、透析で症状に対処できている限りはある程度普通の生活を送ることができます。ただし、透析だけでは腎臓の機能を完全に代行できないので、投薬治療と並行して腎臓の機能をサポートしていくことになります。透析中は、水分が体から出たり入ったりするため、体内の水分量のバランスが大きく崩れてしまいます。このため、透析中は水を飲む量に注意を払う必要があります。

透析の種類について

透析には、腕の血管と機械を管でつないで血液をろ過する「血液透析」と、お腹の中と機械を管でつないで血液をろ過していく「腹膜透析」の2種類があります。どちらのタイプの透析を行うのかは、担当の医師だけでなく患者本人や患者家族と相談の上で決定されるのが基本です。
治療方法の選択基準としては、透析治療が生涯日常の一部になってしまう患者にとって暮らしやすいのはどちらかという観点で考えられます。ただし、状況によっては患者の意思にかかわらず、医師の判断で透析方法を変更しなければならないこともあるでしょう。透析の治療は一度はじめたらやめることができず、一生続けていかなければならなくなります。透析をすれば体内の毒素や塩分、水分をうまく排出できるようにはなりますが、腎臓の機能はもう戻りません。透析で補いきれない部分は投薬に頼り、日常生活においては食事や水分の摂取量をコントロールするなど、患者自身が生活をコントロールしていくことも重要です。

透析のお仕事がしたい!
TOPへ戻る
透析のお仕事がしたい! Copyright (C) 2019 透析のお仕事がしたい! All Rights Reserved.